高齢者の運転免許証返納。

特に車がないと生活が不便な地域では、危ないと分かってはいるものの、車を乗り続ける人は多いのではないでしょうか?

 

子どもが「父さん、そろそろ車乗るのやめて免許返納しなよ」と言うと、

「年寄り扱いするな!」「車が無いと生活できん!」と言って不機嫌になってしまう。

こんな経験をされた人も多いのではないでしょうか?

 

 

 

不便になるけど、ワクワクもいっぱい!

 

今、国や自治体が、免許返納が広がるような施策を進めています。

 

その一つが『高齢者運転免許返納サポート制度』です。

 

これは、運転免許証を返納した時に貰える「運転経歴証明書」を提示することにより、

いろんなお店でさまざまな特典を受けることができるものです。

 

 

 

具体的にはどんな特典があるの?

 

全国つつうらうらで、サービスを提供しているお店が続々と増えています。

サービスの一例として、こういったものがあります。

 

・タクシー料金 10%割引

・電動自転車  10%割引

・美容室で割引

・喫茶店でドリンク50円割引

・リフォーム 3%割引

・ホテルのレストラン 10%割引

・銀行の定期預金 0.05%アップ

 

などなど。

 

 

免許返納でサービスを受けられる店舗一覧【都道府県別】

ここでは、サービスの受けられる店舗をまとめました。
【令和3年4月現在】

 

都道府県 出展ウェブサイト 都道府県 出展ウェブサイト
北海道  北海道 滋賀県  滋賀県警察
青森県  青森県警察 京都府  京都府
岩手県  岩手県警察 大阪府  大阪府
宮城県  宮城県警察 兵庫県  兵庫県警察
秋田県  秋田県警察 奈良県  奈良県警察
山形県  山形県警察 和歌山県  和歌山県警察
福島県  福島県警察 鳥取県  鳥取県警察
茨城県  茨城県 島根県  島根県警察
栃木県  栃木県 岡山県  岡山県警察
群馬県  群馬県 広島県  広島県
埼玉県  埼玉県警察 山口県  山口県警察
千葉県  千葉県警察 徳島県  徳島県
東京都  警察庁 愛媛県  愛媛県警察
神奈川県  神奈川県警察 香川県  香川県
新潟県  新潟県 高知県  高知県警察
富山県  富山県警察 福岡県  福岡県
石川県  石川県 佐賀県  佐賀県警察
福井県  福井県 長崎県  長崎県警察
山梨県  山梨県警察 熊本県  熊本県
長野県  長野県 大分県  大分県
岐阜県  岐阜県警察 宮崎県  宮崎県警察本部
静岡県  静岡県警察 鹿児島県  鹿児島県警察
愛知県  愛知県警察 沖縄県  沖縄県警察
三重県  三重県

 

 

以上が、各都道府県警察、もしくは各都道府県庁のウェブサイトに掲載されている、運転免許自主返納サポート企業をまとめたものです。

 

こうやって並べてみると、一覧表で分かりやすくまとめた都道府県や、一覧にまとまっていない都道府県もありますね。

また、この一覧表以外にも、各自治体自身がさまざまなサービスを提供しています。

 

もっと詳しく知りたい方は、各市町村に尋ねてみましょう!

 

 

免許返納は警察で

運転免許証の返納は、各警察で受け付けています。

返納を検討中の方は、一度警察に行って聞いてみてください。

市のホームページや、警察のホームページにも返納方法が記載されています。

 

 

自分のためにも、家族のためにも、事故を起こさないためにも

40~50代の方たちと話をすると、
「親がまだ車乗ってるのよ。返納してほしいんだけどなぁ」
といった話をよく聞きます。

自分のためにも、家族のためにも、そしてもし事故をおこした時の相手のことも考えて、

「あ~あ、車乗れなくなって不便だわ~」とは思わずに

せっかくお得なサービスがあるのだから、

「サービスを上手に利用して得するわよ!」という気持ちになってみてはいかがでしょうか?
 

 

 

 

 

 

 

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こんにちは

『 終活 』と『 自分整理 』を応援する会社 自分図鑑合同会社の吉田です。

 

 

ちょっとおしゃれな財産目録を作りました

財産目録とは、名前のとおり自分の財産を記載する一覧表のことです。

「財産目録におしゃれなんて必要ない!」と思われる方、ごもっともです。

財産目録は、自分の財産を記載するツールなので、見た目は関係ありません。

記載内容がしっかりしていればOKです。

 

ただ、財産目録って、すごくお堅い書式のイメージが強くないですか?

私は形から入るタイプなので、ちょっとでもオシャレな方が書く気が出る!

と、いうことで、少しおしゃれな財産目録を作りました。

 

● ちょっとおしゃれな財産目録はこちら

● 記入例はこちら

 

 

 

内容もしっかり

もちろん、記載する内容も充実したものにしています。

「土地」「建物」「預貯金」「株式・投資信託等」「自動車等」「生命保険・損害保険」「負債」「その他の財産」「造俗文を有する財産」

の9項目となっています。

 

 

 

 

エクセルで記載OK!

自分の財産は、常に変動していきます。

一度作成しても、定期的に更新していく必要があります。

そのため、手書きで書くと書き換えるのが大変です。

この財産目録は、Excelで管理できるようになっています。

「Excel=おしゃれではない」が一般的ですが、Excelで出来る限りおしゃれにしてみました。

 

 

 

印刷して使ってもOK!

パソコンが苦手な人は、印刷して紙に書き込んでもOKです。

だれか詳しい人に、プリントアウトしてもらいましょう。

 

 

 

財産目録を作った方が良い人とは?

○ 自分の整理を進めようと思っている人

○ 遺言書を作成しようとしている人

○ 自分が亡くなった後、子ども達の手間を少しでも減らしてあげたい人

○ 相続対策を進めようと考えている人

○ 相続税の申告が必要な人

 

 

 

他にも「終活」や「自分整理」を進めようと思っている方へ

当社では、「終活」や「自分整理」に便利な書式をいろいろと作っています。

無料+会員登録なしです。

「あ!私にはこの書式ピッタリ!」という書式がありましたら、ぜひ使ってみてください。

 

● 便利ツールはこちら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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私は高齢の方とお話しする機会が多くありますが、みなさんスマートフォンやパソコンに非常に弱い。

 

今は便利な世の中なので、インターネットで検索すれば、どんなことでも親切丁寧に解説してくれています。

 

ただ・・・

デジタルが苦手な方には、その検索が出来ないんです。

 

・何を、どんなキーワードで、どうやって、検索したらよいか分からない・・・

・下手に触ったら、壊れたそう

・変なメールがわんさか届くようになりそう

・高額請求されそう

・専門用語が多すぎて、何を言ってるのか分からない!

 

分からないし、不安だしで、結局あまりアクションを起さず、分かることしかしない。

と、このようになるようです。

 

私もアナログ人間です。あまりデジタルなことを言われると、さっぱりわかりません。

そんな私だから、パソコン・スマホが苦手な人の気持ちが分かるんじゃないかなと思い、記事を書きました。

 

 

 

Wi-Fi(ワイファイ)ってなに?

ノートパソコンやスマホって、線が繋がってないのにインターネットが出来ますよね?

あれは、電波を使ってインターネットをしているからなんです。

 

みなさん、家でインターネットを使ってますか?

使っている方は、「フレッツ光」「eo光」などの光回線の会社と契約して、インターネットを使っていますよね?

 

その光回線の会社のインターネットは、「電波」ではなく「電線」を通ってみなさんの家にやってきます。

 

そして、家にやってきた光信号を「回線終端装置」っていう機械でご家庭でも使えるように変換します。
この機械は光回線の会社が設置してくれるので、覚えなくて良い部分です。

 

「回線終端装置」という機械に直接ケーブルを差し込んでパソコンと繋ぐと、パソコンでインターネットが出来るようになります。

 

しかし!直接繋いでしまうと、パソコンがケーブルで壁と繋がっている状態になるので、ノートパソコンを使う場合だと非常に不便です。

しかも、パソコン一台にしか繋ぐことが出来ません。

 

それでは不便なので、「ルーター」と呼ばれる電波を飛ばす機械に繋げて、直接ケーブルで繋げなくても

インターネットを使えるようにするのです。

 

 

この「ルーター」から出た電波のことを『Wi-Fi(ワイファイ)』と呼びます。

(専門的に言うと少し違いますが、分かりやすく説明するとこんな感じです)

 

家の中でノートパソコンを使う場合は、このWi-Fiの電波を繋いで、インターネットを使用するのです。

 

パソコンは、ケーブルで直接繋ぐか、Wi-Fiの電波に接続するかのどちらかでインターネットを使用できるようになります。

一方、スマホの場合は、Wi-Fiに接続しなくてもインターネットを使用することが出来ます。

しかし、Wi-Fiに接続できる環境にあるなら、接続した方が良いです。

 

 

 

なぜ、スマホをWi-Fiに接続した方がよいの?

スマホは、インターネットを使えるデータ容量が決まっています。

(詳しくはこの記事を読んでください)

スマホでインターネットを使うと、どんどんそのデータ容量を使っていきます。

そして、その上限容量を超えると、速度制限がかかってしまい、インターネットがものすごく使いづらくなってしまいます。

 

しかし、 Wi-Fiに接続した状態でインターネットを使うと、

スマホのデータ容量が減らないのです。

 

つまり、スマホでインターネットを使い続けても、Wi-Fiにさえ接続しておけば、速度制限がかかることがないのです。

 

 

 

 

なぜ、Wi-Fiを繋いだら制限がなくなるの?

それは、家のインターネット回線を使っているからです。

 

 

 

家のインターネットとスマホの契約の違い

家のインターネットの契約は使用量の上限がありません。

どれだけ使っても速度制限がかかることはありません。
※契約プランによっては上限ありの場合もあります

 

今はさまざまな契約方法があるので一概には言えませんが、

基本的にスマホと家の大きなインターネット契約の違いは

 

家の契約 = 速度で価格が変わる

スマホ  = 使う量で価格が変わる  です。

 

 

 

家のネット契約の価格は、「速度」で決まる

インターネットの速度というのは、写真や動画が届くスピードのことです。

早いとサクサクうごくし、遅いと止まったりプチプチ切れたりします。

つまり、早い方が断然使いやすいのです。

最近は速度を選べるプランは減りましたが、基本的には

早い=契約料が高い

遅い=契約料が安い

ということです。

 

例えるなら、配達員が

イチローなら      4000円 /

中学生陸上部員なら   3000円 /

中年太りのおじさんなら 2000円 /

みたいなイメージです。

 

 

 

スマホの価格は「量」で決まる

一方、スマホは速度は基本的には選べません

(4Gと5Gを選べたりしますが、少し難しいのでここでは省略します)

速度を選ばない代わりに、使用するデータ使用量をあらかじめ決めるのです。

「3ギガプラン」とか「7ギガプラン」「20ギガプラン」など、いろいろあります。
(詳しくはこの記事をご覧ください)

で、その容量を超えたら、通信速度が急激に下がるという仕組みになっています。

(追加料金を支払えば、通信速度は元に戻ります)

 

例えるなら、もし3GB/月プランだった場合、

3GBまでの配達員は イチロー

3GBを超えたら 中年太りのおじさん にバトンタッチ

こんなイメージです。

 

 

 

どうやってWi-Fiに繋げるの?

まず、ルーターを見ます。

こんな感じの機械です。

家でインターネットを使っている場合は、必ずどこかにあるはずです。

 

その裏を見ると、こんな感じの英数字がかかれています。

 

ここに書かれている数値を入力して接続するので、まずルーターを見つけてください。

 

 

次にスマホ側の操作です。

スマホの機種によって、操作方法が変わるため、一概には言えませんが、

設定 → Wi-Fi を開けます。

 

すると、自分のスマホの近くを飛んでいるWi-Fiが表示されます。

 

ここで再び、ルーターの裏のシールを見てください。

 

「SSID」と書かれたところの英数字が書かれていますよね?

その英数字と同じものが、スマホにも表示されているはずです。

それを選ぶとパスワードを入力する画面に移ります。

 

パスワードはどこに書いているかというと、

ルーターの裏のシールの「暗号化キー」というところです。

ここに書かれている英数字を入力してください。

 

中高年の方は、こんな細かい文字を入力するのが苦手なはず!
でも、これさえ入力すれば繋がるので、頑張ってください!

 

入力が終わると、スマホの画面の一番上に

こんなマークが表示されるはずです。

 

このマークが表示されたら、接続完了です。

 

これで、スマホでYouTubeを見まくっても、速度制限がかからなくなります。

 

 

 

 

毎回、こんな面倒くさい設定をしないといけないの?

いえ、設定は一度だけでOKです。

一度設定すれば、スマホが勝手にWi-Fiと接続してくれます。

だから、設定が苦手な人も、1回だけ頑張って設定すればOKなのです。

 

ただ、知らないうちにスマホ側のWi-Fiをオフにしてしまったりすることがあるので、

スマホ画面の一番上にWi-Fiマークが付いているかを、確認する方が良いでしょう。

 

 

 

 

自分はYouTube見ないけど、孫が見るのよ~

「自分ではYouTubeなんて見ないけど、孫が私のスマホを使って見るのよ~」

という方。

 

これで「もう!見ちゃダメ!」と声を荒げなくても済みますよ。

 

 

 

これが言えたら超かっこいい!

もしお子さんの家に行ったとき、

「ちょっとWi-Fi繋がせてもらえない?」

と言ってみましょう!

 

お子さんに「え?!母さん、Wi-Fiのつなぎ方知ってるの?!」って
驚かれること間違いなし!

 

こんな一言が言えたら、ちょっとかっこよくないですか?

 

 

 

注意点

いくつか注意点があります。

 

・家のネット契約の内容次第では、使いたい放題でない場合があります。

・スマホの機種により、設定方法が異なる場合があります。

・インターネットはさまざまな契約プランがあるため、本文とは異なる場合があります。

・ルーターに貼られているシールは、分かりずらい場所に貼ってあるケースがあります。

・孫がYouTubeを見る時は、健全ではないチャンネルを見ていないか、たまにチェックしてください。

 

 

 

 

 

 

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私は高齢の方とお話しする機会が多いのですが、やはり多くの方がスマートフォンやパソコンに弱いように感じます。

 

今は便利な世の中なので、インターネットを検索すれば、スマホの使い方やメルカリの始め方など、さまざまなデジタル物の使い方について親切丁寧に解説してくれています。

 

ただ・・・

デジタルが苦手な方には、その検索が出来ないんです。

 

・何を、どんなキーワードで、どうやって、検索したらよいか分からない・・・

・下手に触ったら、壊れたそう

・変なメールがわんさか届くようになりそう

・高額請求されそう

・専門用語が多すぎて、何を言ってるのか分からない!

 

分からないし、不安だしで、結局あまりアクションを起さず、分かることしかしない。

と、このようになるようです。

 

 

スマホのギガ(G)ってなに??」

今回のテーマは「スマホのギガ(G)ってなに??」というお話しです。

 

最近、テレビCMを見ていると

「新料金プラン 20GBで2480円!!」

というような言葉をよく聞きませんか?

 

若者は、「20GB で2480円は安いなぁ」とか

「私には20GBじゃあ足りないなあ」とか思うのですが、

高齢者は違います。

 

「なんとなく容量のことを言っているのは分かるけど、それ以上のことはさっぱり分かりません!」

となる方が多いようです。

 

ここでは、ギガバイト(GB)って何かを、中高年でもわかるように、ざっくりとお話しします。

 

 

ギガ(G)はデータの重さのこと

スマホは、インターネットを使って、いろんな情報や動画を見ることができます。
また、メールやLINEで写真を送ったり、送ってもらったりすることができます。

 

 

この情報や動画は、電波を使って送られてきます。
電波で送られてくるこれらのものを「データ」と呼びます。

その一つ一つのデータは、目には見えませんが「重さ」があります。

そのデータの重さを表す単位のことを『バイト(B)』といいます。

 

重さの単位は グラム(g)

長さの単位は メートル(m)

液体の単位は リットル(ℓ)

と同じように

データの重さの単位を バイト(B)と呼びます。

「ちょっと待って!20ギガって何って話だよね?」
とお思いの方、ここからギガ(G)説明をしていきますね。

 

ギガは正確にはギガバイト(GB)のことです。

 

ギガとは

 

重さは1000gになると、1kgと言い換えます

長さは1000mになると、1kmと言い換えます

 

データの重さも同じ。

1000バイトになると、1KBと言い換えます

1000キロバイト(KB)→ 1メガバイト(MB)

1000メガバイト(MB)→ 1ギガバイト(GB)

 

というように、1000毎に単位が変わり、B → KB → MB → GBとなります。

 

ようするに、バイト(B)の3つ上の単位のことを、ギガバイト(GB)と呼ぶのです。

 

 

 

データを使いすぎたらどうなるの?

 

スマホを契約する際、店員さんに

「スマホはどのような使い方をしますか?通話だけなら1GBのプランで大丈夫だと思いますが、

たくさんお使いになる場合は5GBプラン、10GBプランにした方が良いですよ」

このような話をされたことはないでしょうか?

 

スマホを契約した時のことは、すでにお忘れかもしれませんが、
スマホの契約時には、必ず自分で何ギガプランにするかを決めているはずです。
(変動制にしている人もいますが)

 

皆さんが気になっていることの一つに

「スマホを使いすぎたらどうなるの?高額請求されちゃうの?」

があります。

 

たとえば3GB/月 の契約をして、月途中で3GB以上を使ってしまったときにどうなるのか。

超えた分だけ追加料金を請求されてしまうのか!?

安心してください。一般的には使いすぎても追加請求はされません。

 

上限の3GBを超えても追加料金を取られるわけではなく、月末までの間、データ速度が遅くなるのです。

(これを「速度制限」と言います)

 

 

 

『速度制限』ってどういうこと?

 

普段、スマホのデータは、電波に乗って超高速で送られてきます。

イチローさんが全速力で届けてくれるようなイメージです。

重たい荷物を運ぶときは全速力には及びませんが、それでも高速で届けてくれます。

 

しかし、速度制限がかかると、速度が急激に落ちます。

イチローさんから中年のおじさんにバトンタッチしたイメージです。

軽い荷物の場合は、イチローさんよりもだいぶ遅いものの、違和感なく普通に届けてくれます。

ただ、重い荷物になると、恐ろしく速度が落ちます。中年のおじさんが20m進むたびに休憩を取るイメージですね。

 

このように、自分で初めに決めたデータ容量を超えると、通信速度がグッと遅くなってしまうのです。

 

 

速度制限がかかると、どんな現象が起こる?

 

速度制限がかかった状態で動画(ユーチューブ等)を見ると、見てる途中で画面が固まったり、ブチブチ途切れたりします。

インターネットで好きな韓流スターの写真を検索しても、写真がなかなか開かないなんて現象も起こります。

 

 

何がどれくらいの容量なの?

 

(今から容量の話をしますが、感覚として

1キロバイト(KB)=1グラム(g)
1メガバイト(MB)=1キログラム(kg)
1ギガバイト(GB)=1トン(t)

を想像していただくと分かりやすいかもです)

 

 

データの重さは、簡単に言うと「単純なものが軽くて、複雑なものが重たい」となります。

 

軽いものの代表は、「文字だけのメール」

文字は、黒色の線だけで出来ているので、とても単純。だから軽いです。

5~10KBくらい

身近なもので例えると、5~10グラム はがき一枚という感じです。

 

少し重たいものの代表は「写真」

写真は、さまざまな色を組み合わせて構成されているので、複雑です。

2~4MBくらい

例えで言うと、2~4㎏ ペットボトル1~2本というイメージです。

 

重たいものの代表は「動画」

ユーチューブや、LINEのテレビ電話等のことです。

動画というのは、写真をパラパラ漫画みたいに連続で繋げて、動いているように見せています(正確には少し違いますが)

そのため、1分の動画で何千枚もの写真を見ているのと同じことになります。

だから動画は非常に重たいのです。

 

YouTubeを中くらいの画質(360p)で10分視聴した場合、

10分 54MBくらい

例えでいうと54kg お米1俵くらいの感覚ですね。

 

単位 容量 契約プランが
1GBの場合
身近なものの重さ
例えると
LINE 文字だけ 1回 2KB 50万回 はがき 1枚
LINE スタンプ 1回 10KB 10万回 手紙 1通
LINE 写真 1枚 2~4MB 250枚~500枚 ペットボトル 1~2本
LINE 音声通話 10分 3MB 約55時間 ペットボトル 1~2本
LINE ビデオ通話 10分 50MB 3~4時間 米俵1俵
YouTube
中画質(360p)
10分 50MB 3~4時間 米俵1俵
ヤフーニュース 1ページ 300KB 3500ページ 缶ビール350ml 1本
地図アプリ 1回 700KB 1300回 缶ビール350ml 2本

 

 

ご覧のとおり、1GBの契約でも、YouTubeとLINEビデオ電話以外は、かなり余裕があります。

 

とにかく、「YouTube」や「LINEビデオ通話」のような、「映像を送るコンテンツ」を見る(送る)場合は、

容量オーバーに気を付けてください!

 

もし速度制限がかかったとしても、文字のLINEを送るだけであれば、特に問題なく行えます。

ヤフーニュースを見るくらいなら、多分大丈夫です。

地図アプリは少し使いづらく感じるかもです。

 

 

今の若者は、動画をよく見ます。

スマホを使いこなしている人にとっては、1GBなんてあっという間に使い切ってしまいます。

20GBでも足りない人も多いのでないでしょうか?

自分がよく動画を見るか、ほとんど動画を見ないのかを考えて、

スマホのプランを決めてみてはいかがでしょうか?

 

 

以上が「ギガって何?」の解説でした。

 

 

ただし、WiFi環境下では、スマホの容量は使いません。

WiFiが繋がっている状態であれば、動画は思う存分見ることが出来ます。

 

「WiFi(←ワイファイと読む)って言うのも良く分からないのよ~」という方も多いと思いますので、WiFiについては次回説明いたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

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こんにちは、終活と自己整理の応援する会社「自分図鑑合同会社」の吉田と申します。

みなさん、「遺言書」と聞いて、どんなことをイメージしますか?

 

遺言書は「お金持ちさんが遺産の分け方で揉めないように書くもの」と思っている方も多いのでは?

 

もちろん、それも正解なんですが、遺言書の役割はそれだけじゃないんです。

 

私は長く、不動産と空き家に関わってきました。

そのなかで、「法律上の手続きが複雑すぎて売りたくても売れない!」というケースをたびたび見てきました。

 

 

 

今回は、「不動産を処分(売却)する」という観点で、遺言書を作成しておいた方が良いケースを3つ厳選してご紹介します。

 

 

認知症

私はこんな相談を受けたことがあります。

 

 

相談者「先日、父が亡くなりました。

    実家を売却したいのですが、「施設に入所中の母が認知症なので、

    成年後見人を付けない限り、家の売却はできない」と言われました。

    成年後見人ってすごく大変だと聞くので、成年後見人を付けずに

    家を売る方法はありませんか?

 

私  「残念ながら、他に方法はありません。」

 

相談者「分かりました。兄と相談した結果、母が亡くなるまで空き家に

    することにしました。ありがとうございました。」

 

私  「・・・・・・

    あ、ありがとうございました・・・」

 

 

認知症の人は、法律で「契約等の行為をした場合、取り消すことができる」と決まってるんです。

つまり、家の売買契約を結んでも、5年後に「やっぱ売買契約取り消しまーす」と言われたら、契約はなかったことになってしまうんです。

そんな危険な契約はできないので、実質的に

認知症=契約業務が一切できない

となってしまいます。

 

では、どうしたら家を売却できるかというと、

「成年後見人制度」というお堅い制度を利用するしかありません。
(成年後見人の説明は今回は割愛します)

一度成年後見人を付けると、よほどの事由がない限り、亡くなるまで外すことはできません。

 

「家の売却さえできればいいのに」

「売買価格が300万円くらいにしかならないのに、手間もお金もかけたくない」

 

という人は、後見人を付けることをためらって、そのまま空き家にしてしまうこともあるようです。

 

 

 

事前対策方法は?

 

では、こんな大変なことになる前にどうしたらよいのでしょうか?

 

いくつか方法はありますが、一番単純な方法は

 

「遺言書を作成しておく」ことです。

 

 

上の例の場合、母が認知症になった時点で、父は遺言書を書いておけば良かったのです。

「土地建物は長女◯◯に、その他の財産は長男◯◯に相続する」という内容の遺言書を作成しておけば、父が亡くなった後は長女の判断だけで家を売ることが出来たんです。

 

遺言書さえあれば、何の問題もなく家が売却できたのです。

 

 

 

 

 

前妻(夫)との間に生まれた子ども

 

 

「わたし、離婚歴があるんです。でも、再婚して今はとても幸せです」

こんな幸せな家庭を築いた太郎さんですが、太郎さんは知らなかったんです。

自分が亡くなった後、花子さん、バラ子さん、ユリ子さんが大変な思いをすることを・・・

 

太郎さんが77歳でこの世を去りました。

悲しみに暮れた後、バラ子さんは母:花子さんを家に呼んで同居し、誰も住まなくなった実家を売却することにしました。

 

手続きを進めていくと、「太郎さんの前妻との子「トラ子」さんに印鑑をもらわないと、家の売却は出来ませんよ」と言われてしまいました。

 

 

そうなんです。『家』も当然相続財産なので、相続人全員で分け方を決めないと、処分できないんです。

なので、トラ子さんの承諾が必要です。

 

でも、太郎さんでさえ、トラ子さんが1歳の時に離婚したあと55年間、どこで何をしているのか知らない状態だったので、連絡先が分かるわけもありません。

 

 

 

どうしたら良いのか?

 

では、どうやってトラ子さんの居場所を突き止めるのか?

それは、戸籍をたどって調べるしかありません。

しかし、居場所が分かっても、すんなり印鑑を押してくれないかもしれません。
(太郎さんの浮気や暴力が原因での離婚だった場合、恨まれてるかもしれません・・・)

 

この手続きも、バラ子さんやゆり子さんがパパっと行動できるタイプなら良いのですが、「父:太郎は恨まれているかもしれない・・・」等のネガティブな想像ばかりしてしまうタイプだったら、連絡をすることが嫌で嫌で仕方なくなってしまいます。

 

 

 

事前に出来た対策とは

 

 

この場合の対策方法は、「不動産をバラ子に相続する」等の内容の遺言書を残すことです。

 

子どもには「遺留分」と言われる、「自分の貰えるはずだった相続財産の半分を請求できる権利」があります。

 

なので、トラ子さんから後で遺留分を請求される可能性はあります。

 

ただ、「不動産を売却する」という観点で言うと、遺言書により不動産を相続したバラ子さんの一存で売却することが出来るようになります。

 

不動産は「管理義務」が残るので、使わなくなったらすぐに売れるように、事前準備をしておきましょう。

 

 

 

子どもがいない夫婦

この場合、夫が亡くなったら、日本の法律では夫の兄弟であるマツ子さん、タケ子さん、梅男さんにも相続権が発生してしまいます。

でも、ほとんどの人は妻である花子さんに全額相続させたいのではないでしょうか?

 

花子 「お義兄さん、お義姉さん。夫は生前、財産は全ておまえに相続させるって言ってたんです。だから、私が全額引き継・・・」

マツ子「ちょっと待って!!遺言書は書いてなかったんでしょ?そんな口約束、意味ないわよね」

タケ子「法定相続っていう法律で決まってるんでしょ?当然私の取り分はもらうわよ」

花子 「いや、ただ、現金を残してくれてないので、財産を分けるにはこの家を売らないと分けられないんですよ・・・」

マツ子「じゃあ売ったらいいじゃない」

タケ子「消費者金融で借りたらいいんじゃない?」

梅男 「いや~わしは花子さんが全財産もらえばいいと思うんだが・・・」

マツ子「梅男は黙っといて」

タケ子「じゃあその分を梅男が私たちに払いなさいよ」

梅男 「・・・・・・」

花子 「わ、分かりました・・・。お金は何とかしてお支払いします・・・」

マツ子「お支払いするって偉そうな!私たちは法律に乗っ取って話しているだけです!」

タケ子「文句があるなら国に言いなさいよ!法律で決まってるんだから!」

花子 「・・・・・・」

 

実際にはこんなにキツイ人達はあまりいないと思いますが・・・

こんな泥沼になる可能性も十分に考えられます!

 

現在は配偶者居住権があるため、花子さんは家に住む権利を義姉に対抗できますが、

気の弱い花子さんがこの義姉たちに一人で立ち向かうのはかなり厳しそうですね。

 

 

事前にできた対策とは

 

この場合の対策は、100%遺言書が有効です。

 

遺言書に「全財産を妻花子に相続させる」という内容を書いておくだけ!

 

兄弟には遺留分は発生しない為、あとで金銭を請求される心配もありません。

(人間関係は多少もつれる可能性はありますが・・・)

 

 

 

 

まとめ

今のご時世、二束三文の家がものすごく増加しています。

私のように田舎にお住まいの方は、特に家が売れにくい。

タダでも貰い手が見つからない家もたくさんあります。(修理費・解体費・荷物処分代に何百万円もかかるため)

 

高額の不動産であれば、金銭での揉めごとが起こらないように、遺言書を用意した方が良いかもしれません。

しかし、「築年数が古い」など、負の財産になる可能性がある家の場合は、早いこと売ってしまうことが得策です。

そのためにも、手続きでつまづかないように事前準備をしておくことが大切です。

ケースによっては「遺言書」がとても有効に働くというを覚えておきましょう!

 

 

以上、「遺言書は手続きのために必要なんだ」と感じるシチュエーション3選(不動産売却編)でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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私は以前、空き家の相談窓口業務をやっていました。

相談の中には「荷物を処分業者を紹介してもらえませんか?」というご依頼がよくありました。

 

 

私は、荷物の相談を受けた場合、

 

①まず、私が家の中の荷物量を確認しに行く

 

②業者に見積もりを依頼する

 

③依頼者様に「骨董品屋さんに買い取れるものがあるか見てもらいますか?」と質問する。

 

④骨董品屋の鑑定を希望する場合は、骨董品屋に来てもらい、その場で鑑定。

 

⑤骨董品の買取金額に納得頂けた場合は、その場で現金買い取り

 

⑥荷物処分業者による荷物撤去

 

こんな流れで行っていました。

 

 

荷物撤去の依頼が来た場合は、まず私が見に行くのですが、現地で依頼者様からよく出る質問は

 

『着物』のことです

 

「親の残した着物がたくさんあるんだけど、誰も着ないんです。

着物は売れないと聞くし、誰かに貰ってもらうことはできませんか?

ただ捨てるのは心苦しいので・・・」

 

こんなお話しになることもしばしばです。

 

私の実感では、着物というのは他の衣類に比べ思い入れが深いことが多く、普通の服のようにポイっと処分することに抵抗を持っている人が多いように感じます。

 

思い入れの深い人は、その着物がごみとして業者に捨てられていく様を見ると、心を痛めてしまいます。

 

空き家の片付けの場合、着物を着ていた本人はすでに亡くなっている場合が多いです。
でも、お子さんも着物を捨てることに抵抗を持たれる方が多くおられます。

 

そんなときのためにも、私はいつも骨董品屋さんを呼んでいました。

 

骨董品屋さんからしても、新しい着物(昭和40年代以降のもの)はほとんど売れないので、あまり買い取りたくないらしいのですが、それでも、

「全部で3000円でしか買い取れないけど、それでも良かったら買い取りますよ。」

と言うと、ほとんどの方から

「買い取ってください!誰かに使ってもらえるならそれだけでいいんです!」

「捨てずに済んでホッとしました」

という反応が返ってきます。

 

そりゃ本音で言うと、高額で買った着物が20着で3000円にしかならなかったら悲しいと思います。

でも、値段の問題ではくて、

「ゴミ」になるのか

「誰かに喜んで使ってもらえるのか」

という『気持ちの差』の部分が大きいようです。

 

 

 

先日、私は約30ヶ所で、少人数制のミニ勉強会を開催しました。

対象年齢は50代~80代くらい
サークル活動をしている人たちの集まりでの開催だったので、8割くらいが女性でした。

 

勉強会の最中に、「家に着物眠ってますか~?」と質問したら、たくさんの方から「あるある!いっぱいある!」という声が返ってきました。

 

少人数の会場なので、みなさん、着物への思いをいろいろと話してくださいます。

 

「嫁入りのときに持ってきた着物が眠ってるのよ~。戦後すぐくらいの着物。捨てるに捨てられないけど、このまま残しといても子どもも困るわよね~」

なんて声が、あちらこちらで上がりました。

 

 

着物といって衣類の一種ですが、やはり着物は少し特別な思いがこもっているようです。

 

 

モノは使わなくなったら「ゴミ」になってしまいますが、本人からしたら

「使わないけどゴミ扱いしてほしくない!」という気持ちになってしまいます。

 

私も今、着物の利活用の一環として

『着物つなぐプロジェクト』という取り組みを始めました。

これは、「身体の自由が利かない人のために、着物をオーダーメイド服にリメイクするプロジェクト」を行っている方とコラボレーションした企画です。

皆さんからお安く引き取らせていただいた着物を、オーダーメイド服の生地として使います。

そして、着物を手放す方の『思い』をお聞きして、その思いも一緒に引き継ぐという取り組みです。

まだ始めたばかりなのでどう育っていくかまだ分かりませんが、

せっかくの思いの詰まった着物を

ただ処分するのではなく

誰かのために使ってもらえたら嬉しいなぁと思います。

 

新しいものと古いものがもう少しだけ上手く共存できる世の中になればいいなぁと感じる今日この頃です。

 

もし、親が住んでいる土地が、祖父名義のままだったら、大変なことになるかもしれません!

ここでは、どんな大変なことが起きるかを解説していきます

 

 

 

1 土地の名義変更をしなかったら?
2 土地名義が祖父のままだった場合は?
3 名義人の子が亡くなっている場合は?
4 さらに名義が古い場合はネズミ算式に・・・
5 放置し続けたら・・・家が売却できない!
6 解決策は?
7 最良の方法は・・・「事前対策!」
8 名義変更の方法
9 まとめ

 

土地の名義変更をしなかったら?

土地の名義というのは、不動産登記簿謄本に記載されている土地の所有者(名義人)のことです。

名義を変更するには、管轄の法務局に行き、手続きをします。

もしくは司法書士に依頼し、変更手続きを行ってもらいます。

手続き自体はたいして難しくはありません。

 

しかし、名義変更手続きをせずに放置した場合、時間が経過すればするほど大変な事態に陥る可能性があります。

なぜかというと、相続問題が関係するからです。

 

 

 

土地名義が祖父のままだった場合は?

たとえばこの一家の場合でみていきます。

私の父は、祖父から相続した家に住んでいます。

祖父は30年前に亡くなっています。

たまたま土地の登記簿謄本を調べたところ、名義が祖父のままになっていることが判明しました。

 

父は、兄弟同士の話し合いで自分が相続したので、当然に名義変更できるものと思い、法務局に手続きに行きました。

しかし、相続人全員の印鑑を押した「遺産分割協議書」が無いと、名義変更できませんと言われ、手続きができませんでした。

 

 

 

父はこの土地を相続しているのに、なぜ手続きできなかったのでしょうか?

それは、相続したという証明がなかったからです。

 

法務局に対して「相続人同士の話し合いで私が土地の相続人になった」と主張したとしても、証拠がないので、申請者の発言が嘘か本当かが分かりません。

法務局の担当者は嘘ではないという証拠を確認しない限り、名義変更の手続きを進めてくれません。

 

それを証明するものが「遺産分割協議書」です。

書式は特に決まりはありません。

相続の分け方を記載し、相続人全員の印鑑(実印)を押すだけです。

ですので、上図(図1)のように、相続人が兄弟4人だけの場合は、苦労することなく全員の印鑑を貰うことが出来ると思います。

 

 

名義人の子が亡くなっている場合は?

問題になるのは、父の兄弟が亡くなっている場合なんです。

 

法律では、相続人が亡くなると、相続人の権利はその子に移ります。

そのため、もし下の図のように父の兄弟が全員亡くなっている場合、遺産分割協議書を完成させるためには、孫たち全員の押印が必要になります。

 

ですので、祖父名義の土地を私に名義変更しようとする場合は、私はいとこ全員に連絡を取り、押印がもらわないといけなくなってしまうのです。

印鑑だけならまだ何とかなるかもしれませんが、問題なのは、相続人には財産(お金)を貰う権利が発生してしまうことです。

もし、いとこのひとりが「相続権があるなら私の相続分のお金はいただきます」と言い出した場合は、お金を渡さないといけなくなります。

 

つまり、父に名義変更手続きをせずに放置したせいで、私たちの世代が巻き込まれてしまうことになるのです。

 

 

 

 

さらに名義が古い場合はネズミ算式に・・・

さらに大変なことは、もし祖父の父(自分から見たらひい爺さん)の名義のままだったら・・・

ねずみ算式に相続人が増えて、もう手の付けられない状態になる可能性が出てきてしまうことです。

 

私の知っている人で、相続人が94人にまで膨れ上がってしまったという方がおられました。

その方は頑張って94人の相続人全員から押印をもらったそうです。

 

幸い、皆さん素直に応じてくれたそうですが、大変な労力とお金と時間を費やしたそうです。

また、全員に菓子折りを送ったりと大変な気を使い、神経をすり減らしたとおっしゃっていました。

 

 

 

 

 

放置し続けたら・・・ 家が売却できない!

もしかしたら、「これから先も名義変更せずに放置したらいいんじゃないの?」と思った方もおられるのではないでしょうか?

もし名義変更をせずにそのままにしたら、どうなるのでしょうか。

答えは簡単。「家を売ることができない」です。

 

家を売却する行為は、生きている人の名義にしないとできません。

上記の図でいうと、現在生きている私・姉・いとこの誰かに名義変更しないと土地を売ることが出来ません。(共有名義でも可)

「私が相続人代表です!」と勝手に法務局に名乗り出ても、当然受け入れてくれないので、相続人全員の印鑑を押した「遺産分割協議書」が必要になるのです。

 

 

 

 

解決策は?

図2のようになってしまったら、解決方法は「全員の押印をもらう」or「相続放棄をしてもらう」しかありません。
どちらにしても全員に連絡を取らなければいけません。

 

 

 

最良の方法は・・・「事前対策!」

最良の解決策はただ一つ、問題が発生する前に解決すること!

つまり、「相続人が増えるまえに名義変更を完了させること」です。

 

上記の図でいうと、父の兄弟が生きているうちに、名義変更を終わらせることです。

時が経てば、相続人の誰かが亡くなります。誰かが亡くなれば、その子どもに相続されます。

一人っ子でない限り相続人が増えていきます。

相続人が増える前に、できるだけ早い段階で名義変更を終わらせる。最良の策はそれしかありません。

 

 

といっても、自分の実家の土地名義を調べたことがある人なんて、あまりいないと思います。

ここからは、不動産の名義の調べ方と、名義変更手続きの方法をご紹介します。

 

 

 

 

名義変更の方法

まずは土地の所有者が変更されているかの確認をします。

法務局に行けば、登記簿謄本の取得方法を親切に教えてくれます。

 

もし名義が祖父のままの場合は、法務局で名義変更手続きを行います。

法務局では必要書類の集め方などを親切に教えてくれます。

上記で述べた「相続人全員が押印した遺産分割協議書」も必要書類に入ってきます。

あとは法務局の方の指示に従いながら手続きを進めていくだけです。

 

 

自分で手続きする自信がない人や時間がない人は、司法書士に依頼しましょう。

依頼料は発生しますが、全ての法務局で行う全ての手続きを代行してくれます。

 

 

 

 

 

まとめ

土地の名義変更の大切さをご理解いただけましたでしょうか?

終活において最も大切なことは、「たぶん大丈夫」の状態にしておかないことです。

たぶん大丈夫と思っても、念のため調べてみてください。

メインの土地は大丈夫でも、「倉庫が建っている隣地だけ名義が変わっていない」ということもあるので、念には念をで調べてみましょう。

 

ちなみに、例では『土地』の話だけをしましたが、建物も調べてください。

土地の名義変更は出来ているが、建物は変更出来ていないという可能性もありますので。

 

 

 

終活で大切なのは、心配事を取り除き、心に余裕を持たせることです。

「実家の土地名義は問題なし!」と胸を張って言える状態にして、心配事を一つでも減らしていきましょう。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

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〇田舎の家は荷物が多い!!

 

私が空き家事業をやっていた滋賀県には、広大な田んぼ地帯が広がっていて、昔ながらの広い民家もたくさん残っています。

 

空き家のお仕事をしていると、大きな民家の所有者からも相談が入ります。

所有者と言っても、長年住んでいた方ではなく、相続人である息子さん、娘さんです。

多くの息子さん娘さんは、大学生のころまでは実家に住んでいたものの、その後数十年間、離れた場所で住んでいるので、実家のことはあまりよく分かっていません。

 

「母が5年前に亡くなったまま空き家になっているので相談に乗ってほしい」

という相談が入ると、まずは所有者の方のお話しを聞いた後、家の中を見させてもらいます。

 

よく、テレビで『田舎の空き家』を紹介されていますよね。

普通は、田舎の空き家と言えば、テレビで紹介されている空き家を想像されると思います。

趣のある庭、立派な梁(はり)のある吹き抜けの天井、凛とした雰囲気のある蔵、囲炉裏のある広々とした和室。

しかし、実際に相談が入る空き家はそんなに甘くはございません。

ほとんどの空き家は、荷物がそのままです。

生活感がそのまま残っています。
中に入ると、薄暗くて、埃っぽくて、背筋がゾクっとする空き家がたくさん見てきました。

そして、どこの家もとにかく荷物が多い!

 

空き家の中の荷物をチェックしていくと、いろんなものが残っています。

20年くらい漬け込まれたであろう梅干し、

賞味期限が15年前の醤油、

昭和中期ごろのあまり価値のない大きなタンスたちが十数本

いったい何人同時に泊まるんだと思うくらいの大量の布団

蔵の奥の方に詰め込まれた、大量のお中元やお歳暮

荷物処分の見積りを取ってみると、当たり前のように100万円以上の見積り額になってしまいます。

 

 

〇『荷物量=家の大きさ』になっていませんか?

 

荷物って不思議なもので、なぜか

荷物の量=住む人の数 ではなく、

荷物の量=家の大きさ になってしまいます。

 

2人しか住んでいないのに、家が広いとその家のスペースに合わせた荷物量になってしまいます。

だから広い家には荷物が多い。

 

荷物は油断していると増える一方です。だから、「増えたら捨てる」を繰り返さないいけません。

しかし、家が広いは置いておく場所があるので、使わないものはとりあえず空いているスペースに押し込まれます。そして、知らないうちに手が付けられないくらいの荷物量になってしまうのです。

 

荷物量がある一定の量を超えてしまうと、人は整理することを諦めてしまいます。

見て見ぬふりを続けているうちに歳を取り、そのまま荷物だらけの空き家になってしまいます。

 

空き家になると、荷物を処分するのは子ども達の役目になります。

しかし、亡くなった親の家にはどんなものが残されているのか分かりません。

大切なものが残されているかもしれないと思ってひとつずつ確認しようとするも、大量の荷物のせいでなかなか整理がはかどりません。

さらに、思い出の品や「捨てたら親が悲しむかな」と思ってしまう品が出てきたら、作業がストップしてしまいます。

そうこう言っている間に時が経ち、ずるずると放置されていくのです。

 

 

〇荷物だらけの空き家にしない方法

 

こんな、荷物だらけの空き家にしないためにも、広い家に住んでいる人は、次のことを心がけてほしいと思います。

①「一つ増やしたら一つ減らす」を心がける

②増えすぎた荷物は定期的に減らす

③「使えるもの」ではなく、「使うもの」だけを残す。

それでもどうしても処分できない性格であれば

④子どものために処分費を残す。

 

「ああ、荷物が多いなぁ」と感じている方、もし荷物の量が

『家の大きさ=荷物量』になっていたら、少し危機感を感じた方が良いかもしれません!

『住んでいる人数=荷物量』を目指して、整理整頓を頑張りましょう!

・「今さら手遅れ」と思うことがたくさんあった

・終活の半分は「自分整理」であることに気が付いたから

・自分整理は人生のどんな局面にも生きてくると気が付いたから

・私が「終活は若いうちから始めるべきだ」と思った理由

・分かっちゃいるけどできない人へ

 

〇「今さら手遅れ」と思うことがたくさんあったから

 

私は空き家サポート事業を始めてから、所有者から様々な相談を受けてきました。

相談者の多くは、その家に住んでいた方の相続人です。

相談内容の中には、「もう今さら手遅れだ」と思ってしまう案件が何件もありました。

・「土地の名義人を曾祖父から変更していなかったせいで、相続人が50人くらいに膨れ上がってしまい、売却したくても簡単に売れない」

・「空き家期間が長すぎて、もう壊すしかないくらい建物が傷んでいる」

・「荷物整理をしなかったばかりに、多額の処分費がかかってしまう」

・「相続人に認知症の人がいるため相続が進まず、家を売ることができない」

などです。

このような内容を相談されると、私はいつも頭を悩ませていました。

なぜなら、解決するにはお金と労力が想像以上にかかってしまうからです。

相談者の多くは、40~60代です。

お金にも時間にも余裕がない方がほとんどです。

田舎で相談窓口をしていると、不動産の価値も安いので、遺産額も大した金額にはなりません。

家を売る金額よりも、問題を解決する費用の方が高くつくこともあります。

相談者の方に、解決にかかる労力と費用の話をすると、どんよりとした空気が漂ってしまいます。

 

そのどんよりとした空気の中、私はいつもこう思っていました。

『本人が生きているうちに手を打つことが出来ていたなら、相続人さんがどんよりとした気持ちにならなかったのになあ』と。

 

私はこんな経験がきっかけで、

『手遅れになる前に手を打つ行動』=『終活』

の大切さを感じるようになりました。

 

 

〇終活の半分は「自分整理」であることに気が付いたから

 

終活とは何ですか?と質問されると、ほとんどの人は「自分の死に向けての準備」と答えるのではないでしょうか?

でも本当にそれだけなんだろうか?私は疑問を覚えました。

なぜなら、終活の「作業として行う「自分整理」は、老若男女問わず、普段の生活に大変役に立つものだからです。

 

確かに、『尊厳死宣言書』や『遺言書』のような終活は、「自分の死に向けての準備」だと思います。

しかし、「銀行口座一覧を作る」や「自分の荷物を片づける」などの行動は、「自分整理」のための作業です。

「残された家族が苦労しないために、自分の身の回りの事を整理しておきましょう!」という観点で考えれば、「死に向けての準備」かもしれませんが、

実際は「死」のためだけにするのではなく、長い人生をポジティブに生きていくうえで必要な作業なのではないかと感じています。

 

 

〇自分整理は人生のどんな局面にも生きてくると気が付いたから

 

「自分整理」は言い換えると、『自分のモノコト整理』です。

モノとは・・・荷物、財産、不動産など、形のあるもの

コトとは・・・考え方、契約、人付き合いなど、形のないもの

 

この「自分のモノコト整理」は、人生のいろんな局面で自分を助けてくれるものなのだと感じたエピソードがあります。

 

以前、「あなたの終活について考えを聞かせてくれませんか?」という企画を行ったとき、

29歳の女性がモニターとして参加してくれました。

参加してくれた理由は、

「家族を優先しすぎて自分の体のことをあまり考えていない母親に、もっと自分の事を考えてほしい」

「近い将来、自分に転職などのプラスの転機が訪れたときに、迷わず行動に起こせるように、自分の事をもっと把握しておきたいから」

の2つでした。

 

その方は、29歳という若さで、自分のために終活をしておきたいと考えたのです。

人は人生の転機が訪れたとき、「チャレンジできるのか、チャレンジするべきか」を考え、悩みます。

その時に「お金はあるのか」「保険はかけているのか」「節約できることはあるのか」など、自分の現状を踏まえた上で、答えを導き出そうとします。

もし、その時点で「自分のモノとコト」がしっかり把握できていたら、慌てず冷静に、そして迅速に答えを出すことが出来るのではないかなと思います。

 

「自分のモノコト整理」という終活は、自分が亡くなったときの準備だけではなく、人生の転機が訪れた時にも役に立つものである。

つまり、終活には

「手遅れ防止効果」と

「人生の転機が訪れた時の”頭の準備”と”心の余裕”効果」

の2つの効果があるのだと、その方の話を聞いて強く確信しました。

 

 

〇私が「終活は若いうちから始めるべきだ」と思った理由

 

先ほど述べたように、終活には

「手遅れ防止効果」と

「人生の転機が訪れた時の”頭の準備”と”心の余裕”効果」の2つがあると思います。

 

一つ目の「手遅れ防止効果」を発揮するためには、把握・整理だけではなく、実際に行動が必要になってきます。

荷物を片づけたり

市役所で手続きしたり、

無料法律相談会に足を運んだり、

保険の契約をしたり

不要なモノコトを解約したり

 

でも、この行動がなかなか大変なんです。

 

では、なぜ若いうちから終活を始めた方が良いのかというと、自分のモノコトが複雑になってから行動に起こそうとすると、手間も労力もお金もかかってしまい、非常に大変だからです。

 

これは仕事でも同じですよね。

普段から毎日顧客管理ができている人は、問題が小さなうちに芽を摘むことが出来ているので、大きな問題に発展しにくい。、

逆に毎日管理せずに、まとめて顧客管理表を付けるようなタイプの人は、小さい問題に気づくことが出来ず、大問題になってしまう可能性が高い。

 

終活も大問題になる前に芽を摘み取っておかなければいけません。

そのためにも、若い時から終活をする癖をつけておけば、大問題になる前に芽を摘み取ることができます。

こういう理由から、頭の柔らかい若いうちから、終活をする癖をつけておいた方が良いと思います。

 

2つ目の「人生の転機が訪れた時の”頭の準備”と”心の余裕”効果」ですが、

これは、自分のモノとコトが増えだす時期から始めていくべきだと思います。

 

結婚して家族が増える

家を買う

生命保険など、いろんな契約を結ぶ

車やブランド品、電子機器などの「財産」を所有し始める

自分で事業を始める

親が大きな病気になる

などのタイミングです。

具体的な年齢で言うと30歳を超えたあたりでしょうか?

こういうきっかけがあった時こそが、終活の始め時だと、私は思います。

 

 

〇分かっちゃいるけどできない人へ

 

「終活、特に自分のモノコト管理は大切」

「終活は若い時から始めた方が良い」

 

大切なのは分かっちゃいるけど、なかなかできないんです!と思っている方へ。

 

いろいろと書きましたが、実は私も自分のモノコトの整理がとても苦手なんです。

だから、こんな私でも「自分のモノコト整理」が楽しくできるツールを作りました。

 

終活関係の書式やツールは、どうしても年配向けのデザインが多いように感じます。

老若男女が「このツールなら見やすいし書いてみよう!」と思えるようなデザインを心がけて作りました。

 

まだ数種類しか用意できていませんが、今後はもっといろいろな書式やツールをどんどん生み出していきます。

無料でダウンロードできますので、もしよろしければ使ってみてください。(会員登録も不要です)

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