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出版社を通さずに紙の本を売るには【まとめ】

出版日記

2022/04/26

前回は、「売れるようになるためのきっかけ作り」について書きました。

 

今回は、私なりのまとめを記載していきます。

 

 

私が紙の書籍を販売した手段

私が紙の書籍を販売した手段は

 

 

・BASEで自社ネットショップを立ち上げて販売

 

・Amazonで販売(FBAという出品方法)

 

・セミナー時に自分で手売り

 

 

でした。

 

 

 

私が【自費出版】【紙の本】にした理由

①書き込み式だったから

 

私の出したかった本は「書き込み式」の本でした。

 

 

そのため、電子書式で出すわけにはいかなかったので、紙の本に拘りました。

 

 

 

②やる気の出るデザインにするため

 

エンディングノートの課題は、「途中で書くのをやめてしまう」ということです。

 

 

多くの人が数ページでやる気をなくし、書くのをやめてしまいます。

 

 

それを防ぐために、とにかくやる気を失いにくいデザインにしたかったのです。

 

 

それには、自分でデザインした方が良いだろうと思ったので、自費出版に拘りました。

 

 

 

 

③デザインソフトが扱えるから

 

私はデザインソフトがある程度使えるので、「自分で作っちゃえ~」と思うことができました。

 

 

 

 

 

④お金の節約

 

紙の本にはしたいけど、出版社に自費出版を頼むほど、お金をかけたくありませんでした。

 

 

出版社に企画書を送ってもすぐに採用されるとは思えなかったので、自分で本を作って売ることがベストだと判断しました。

 

 

 

 

 

ニッチなジャンルだったから良かったのかもしれない

私の本は、「エンディングノート」「終活ノート」で検索すると、ショッピング広告の上位に上がってきます。

 

これが「料理本」などのメジャーなジャンルだったら、なかなか難しいかもしれませんね。

 

ニッチなジャンルだったからこそ、上位に表示されるようになったのだと思います。

 

 

 

 

 

「新刊」でなくても売れるジャンルだったから良かったかもしれない

今、よく売れているエンディングノートの二大巨頭のうち、一つは10年以上前に販売が始まったノートです。

 

 

つまり、新刊が売れるというより、内容が良いものが売れ続けるという傾向にあるようです。

 

 

私の本も、販売開始から半年以上経ってからジワジワ売れるようになったので、「新刊でなくても売れやすいジャンル」だったことが良かったのかもしれません。

 

 

 

 

 

全くの自費出版でもそこそこ売れる

そこそこ売れるといっても、まだ全く誇れるほどの数ではありません。

 

しかし、初めは大手出版社でないと全く売れないのでは?という不安もあった中で、毎月着実に売り上げが上がっているということは、嬉しい誤算です。

 

自費出版みたいな販売方法でも、そこそこ売れるようになるんだと少し驚きました。

 

 

 

 

売れるためのきっかけ作りは必要だと思う

私は売れるための起爆剤に「ネット広告」を使いました。

 

 

ただ、売れるためのきっかけは、広告でなくても良いと思います。

 

 

SNSやYouTubeでもいいですし、知人が多い人であればたくさんの知人に購入してもらい、レビューを書いてもらうという方法も良いかもしれません。

 

 

商業出版では出版社がきっかけ作りも頑張ってくれますが、自費出版の場合はそれも自分でしないといけません。

 

 

もちろん、きっかけを作らずに売れる人もおられますが、一般的にはなかなか難しいと思います。

 

 

何でも良いので、何かしらのきっかけ作りは必要だと、私は思います。

 

 

 

 

 

本音を言えば検索結果に上位表示されたい

「エンディングノート」というキーワードでGoogle検索すると、ショッピング広告には上位表示されますが、普通の検索結果には上位表示されません。

 

もっと有名になるか、SEO対策に力を入れれば、Google検索だけで上位に上がるようになるかもしれませんね

 

 

 

 

googleのショッピング広告は、掲載される基準がよく分からない

Googleショッピング広告の商品販売元を見てみると、本の場合、Amazon、楽天ブックス、ヨドバシショップ、メルカリなど、大手の様々なネットショップが表示されています。

 

 

私の「父よ!母よ!これだけは書き残してくれノート」もAmazonのショップ名が表示されています。

 

 

その中に、「自分図鑑オンラインショップ」という私の会社のネットショップが表示されていました。

 

こんな小さな会社のショップページでも掲載されるんですね。

 

つまり本の場合、どのような基準でショッピング広告に掲載されるのかの基準が今のところ分かりません。

 

基準が分かればまたブログに書きたいと思います。

 

 

 

 

 

気軽に始めるなら、やっぱり電子書籍の方がよい

私は「出版社を通さない形態の自費出版」だったため、初期費用をかなり抑えることができました。

 

それでも、印刷費はそこそこ(20数万円)かかりました。

 

 

あと、キャラクターデザイン依頼費も、そこそこの費用が発生しました。

 

 

 

私が出したかった本は「書き込み式」だったため、紙の本に拘りました。

 

しかし、小説やビジネス本など、文章だけの構成であれば、電子書式から始めた方が良いと思います。

 

なぜなら、紙の本と比べ、驚くほどリスクが少ないからです。
(私も一応、電子書式「kindle(キンドル)」版も出しています。全く売れていませんが・・・)

 

 

 

 

 

電子書式で出す場合は、初期費用がほとんどいりません!

原稿も表紙も自分で作れるのであれば、制作費ゼロ、kindleへの初期費用も月額費用もゼロで本を出すことができます。

 

良い内容の本であれば、そこそこ売れるそうです。

 

それに、利益率も非常に高い。

 

電子書式ももちろんAmazonへの手数料はかかりますが、赤字になることはありません。

 

 

 

一方、紙の本の場合は、印刷代・デザイン費・郵送費など、さまざまな費用がかかってくるため、初期費用が多くかかってしまいます。

 

電子書式であれば500円で販売しても十分利益が出ますが、紙の本を500円で販売したら赤字確定です。

 

 

 

 

Amazonのサービスを使えば、電子書式でも紙の本として販売できる

私はデザインや紙質にこだわったので、紙の本以外の選択肢はありませんでしたが、

 

 

「全ページ白黒でOKだし、紙質も画質もあまり拘らない」という人には『ペーパーバック』が良いと思います。(カラー本も出せますが、価格が高いらしい)

 

 

 

ペーパーバックとは、電子書式で出している本を、注文が入るたびに1冊ずつAmazonが製本して、購入者に発送してくれるサービスです。

 

 

「紙の本を出した!」とは自慢できないかもしれませんが、お客様の元に紙の本を届けることができる素晴らしいサービスです。

 

 

ちなみに、私が販売を決意した時にはまだ存在していなかったと思います。

 

 

ビジネス本や小説等、文章主体の本を出したい人には適したサービスだと思います。

 

 

逆に、私のように「書き込み式」が出したい人や、写真ありきの本(料理やペットなど)を出したい人には向いていないかもしれませんね。

 

 

 

 

出したい本のジャンルやターゲットの年代層等を考慮しなければいけませんが、自分で本出す選択肢としては、電子書式はアリだと思います。

 

 

 

 

 

でも、やっぱり本屋に流通させたい人は?

前々回にも書きましたが、紙の本を出すためには

 

 

①出版社から依頼を貰う

 

②出版社に企画書を送って、採用してもらう

 

③自費出版を取り扱う出版社にお金を払って出版してもらう

 

④自分で出版社を立ち上げ、自ら書店に営業をかける

 

 

のどれかです。

 

 

 

 

①と②は、いわゆる『商業出版』と言われるものです。

 

 

商業出版は出版社も大きなリスクを負うため、数千部売れる見込みがある本しか採用されない「狭き門」のようです。

 

 

「私は必ず五千部以上売れる自信のある!」という方や、「どうしても商業出版したい!」という方は、ぜひこの狭き門に挑戦してみてください!

 

「出版担当者とつながりがある」「インスタのフォロアー数が1万以上」「YouTubeの登録者数が10万人以上」のような方は、企画が通りやすいらしいので、すでにこのような実績のある方は有利だと思います!

 

 

 

 

私もいつかは本屋に流通させたい!

やっぱり私も、いつかは全国の本屋に流通させたいなぁと思っています。

 

 

「大きなお金を出費せずに本屋に流通させる」にはどうしたらよいか、これからいろいろと方法を探っていこうと思っています。

 

 

 

また何か進展があれば、ブログを書きたいと思います。

 

 

 

 

今回、「出版社を通さずに本を売るには」というテーマで、私の経験談を4回に渡って書きました。

もし1回目から読みたいという方は、こちらから見てみてください。
 

 

 

 

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