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使っていない着物を捨てずにつなぎたい! 「着物つなぐプロジェクト」の イベントを実施してみた!

終活/自分整理について

2021/05/08

 

こんにちは、終活と自己整理の応援する「自分図鑑合同会社」の吉田です。

 

先日、みなさんの家で眠っている着物を、身体が不自由な方のオーダーメイド服にリメイクする「着物つなぐプロジェクト」を立ち上げ、買取りイベントを行いました。

 

今日はその内容について、お話ししたいと思います。

 

 

着物つなぐプロジェクト

 

1.イベントの内容

① 家で眠っている着物を持ってきてもらう

      ↓

② ベテラン古物商による査定

      ↓

《古物商が買取りできる着物》
③古物商がその場で現金買い取り

 

《古物商が買い取れない着物》
④「着物つなぐプロジェクト」が安く(1着100円程度)で買い取る

 

このような流れで行いました。

会場には知り合いの古物商に来ていただき、高価買取のチャンスも生まれるようにしました。

 

 

 

2.「着物つなぐプロジェクト」の着物の利用方法

記事の傷み具合、柄等を見て選別

《傷みの少ないもの》
① 身体の不自由な人のオーダーメイド服の生地にする
      ↓
② 縫製を請け負ってくれる方に渡し、洋服を数パターン作成
      ↓
③ オーダーメイド服を希望される方に見てもらい、要望を聞く
      ↓
④ 着物生地を使ったオーダーメイド服を作成する。
      ↓
⑤ 余ったはぎれは、匂い袋などの小物としてリメイク

 

 

《オーダーメイド服にできない着物》
福祉作業所に寄付し、バザー出品用や小物作成用として活用していただく

 

 

 

 

3.このプロジェクトの目的は?

使わない着物を捨てずに誰かに喜んで使ってもらいたい

麻痺があるなど、身体の状態に合った、使いやすくておしゃれな服を着てもらいたい

この2つの思いを実現することが、今回のプロジェクトの目的でした。

 

 

 

 

4.全部で270着!

今回の企画は、滋賀県湖南市にあるまちづくりセンターで行いました。

 

対象者はそのまちづくりセンターをサークル活動等で利用している方々。

 

おひとり15着までという制限を設けました。

 

 

狭い範囲の募集で、しかも着数制限を設けたにも関わらず、17名、270着もの着物が集まりました!

 

着数制限を設けなければ、おそらくあと50着は集まっていたと思います。

 

 

 

 

 

5.なぜこんなに集まった?

おそらく、理由はこの3つだと思います。

 

嫁入り時に大量の着物を用意する風習があったため

これは、全国的な話か滋賀県の特徴かは分からないのですが、嫁入り後、主人の親戚が家に訪れ、勝手にタンスを開けて着物の量を確認していくという、現在で考えたら恐ろしい風習があったそうです。

そのため女性の親は、嫁入りの際に何十着もの着物を持たせたそうです。

 

 

処分するのが忍びない

もう使われることのない着物。
でも、いざ「捨てる」となると躊躇してしまいます。

今回のイベントは「誰かに利用してもらう」ことが目的なので、多くの方が捨てずに済んでとホッとしておられました。

 

親の着物は捨てにくい

自分の着物でも捨てにくいのに、親が残した着物はもっと捨てにくい!

会場には、亡き母が残した着物を持ってこられた方も、多々見られました。

 

 

このような理由から、たくさんの方が着物を持って来てくださったのだと思います。

 

 

 

お話を聞いていると、高く売りたいからという理由で来られた方はおられませんでした。
(高く売れたらラッキーくらいの気持ちの方はおられましたが)

 

もしかしたら、「安く売るくらいなら残しておきたい」と思う方は今回のイベントに参加されなかったのかもしれませんね。

 

 

+α(プラスアルファ)の理由

私は3月に、このまちづくりセンターを利用しているサークルさん対象に「家と終活のミニ勉強会」を行いました。

約20団体180名の方に、私の話を聞いていただきました。

その勉強会のおかげもあり「怪しくない人」と認識してもらえていたのかもしれませんね!

 

 

 

6.参加者の反応は?

会場では、

 

① 受付を行い

    ↓

② 着物の鑑定を行う

    ↓

③ 「なぜ持ってきてくれたの?」などのヒヤリングをおこなう

    ↓

④ オーダーメイド服を見てもらい、プロジェクトの内容を知ってもらう

    ↓

⑤ 着物を買取る

このような流れで行いました。

 

ほとんどの方は、着物の査定が終わったらすぐに帰ろうとされていましたが、呼び留めてリメイク着物を見てもらうと、

「へ~、いいわね~!めっちゃオシャレやん!(関西弁)」とみなさんすごく好反応で、プロジェクトの趣旨にも共感してくれていました。

 

 

 

7.イベントをして良かった点

 

着物が多く集まったことはもちろんうれしい。

 

だけど、共感をしてくれた方がすごく多かったことが、何よりも嬉しく感じました。

 

 

 

 

8.気づいた点

着物に思い入れがある方もいれば、特に思い入れの無い方もおられました。

やっぱり人それぞれなんだなぁと感じました。

 

名古屋からの着物はハイカラだった

名古屋方面から嫁いだ方の娘さんが持ってきてくれた着物が、とてもカラフルでおしゃれ!当時の言い方で言うと、とってもハイカラな着物でした。

名古屋と言えば、派手な結婚式で有名でしたが、その影響があるのでしょうか?

着物にも地域性があるのだろうなと感じた瞬間でした。

 

 

 

 

9.次回に向けての改善点

想像以上に集まりすぎました・・・

嬉しい悲鳴ですが、予想以上に集まりビックリしました。

中にはシミや黄ばみの付いているものもあったので、有料買取りと無料引き取りの両面で行った方が良かったかもしれませんね。

 

 

家にある着物は15着どころではない

今回、数量制限15着としたところ、ほとんどの方が15着持ってこられました。

20着以上持ってきて、「お金は良いから引き取って」と言われる方もおられました。

次は、枚数は無制限にして、その代わり買取り金額の上限を定めた方が良さそうでした。

 

 

みんな嬉しい。三方よし

70歳以上の方の中には、小さい頃から当たり前に裁縫をしていたという方がたくさんおられます。

そういった方に、着物を使ったリメイク洋服や、リメイクバックなどを作ってもらえたら、

 

 

私(メンバー含む)→着物リメイク品がたくさんできて嬉しい。

 

作り手のおばあちゃんたち → 特技を生かした趣味が出来るので、暇をもてあそばなくなる。

しかも、売れたら小遣いにもなるので嬉しい。

 

着物提供者 → 処分する予定だった着物が誰かに使ってもらえてうれしい。

 

と、3者が嬉しいプロジェクトになるんじゃないかな~と、ちょっと夢が膨らみました。

 

 

 

 

滋賀県には昔から、「三方よし」という言葉があります。

近江商人の精神、「売りてよし、買い手よし、世間よし」が起源の言葉です。

 

着物プロジェクトは、上の3つプラス、「地域貢献・地域の活性化」「着物リメイク服を買った人に喜んでもらえる」につながれば、「五方良し」になるかもしれませんね!

 

と夢は膨らむところですが、課題もたくさんあるので、もっともっと良いプロジェクトにしていきたいと思います!
 

 

 

 

 

 

 

 

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