アプリってなに? ~おばあちゃんでも分かるスマホのお話し~
こんにちは
『 終活 』と『 自分整理 』を応援する会社 自分図鑑合同会社の吉田です。
60代・70代の人に、
「スマホの操作が分からへんのや、教えてくれへんか?」(関西弁です)と聞かれることがあります。
私もITに強い方ではないものの、長年スマホを使っているので、ある程度分かります。
親切に教えているつもりなんですが、「○○っていうアプリ使ったら大丈夫ですよ」というと、苦々しい表情をされるんです。
「あっ、アプリってどういうものか分かっていないんだな」と察し、すぐに丁寧に説明をすると、「あ~、そういうことね。アプリっていう言葉はよく聞くけど、ようわからへんのや」と返ってきます。
かといって、今さら息子に「アプリって何や?」って聞いたところで、きっと面倒くさそうにしか教えてくれません。
ということで、今回は「アプリってなに?」というお話をしていきます。
1 アプリってなに?
2 アプリはさまざまな会社や団体の「サービスor商品」だと思ってください
3 え?商品やサービスがなんで無料なの?!
4 じゃあ、どんなアプリでも無料なの?
5 勝手に課金されたりしないの?
6 アプリってどうやって探すの?
7 アプリをインストールするときは、ここに注目!
8 アプリは安全ですか?
9 中高年におすすめのアプリは?
この記事では専門的なことはあまり書きません。
専門家が見たら、「それは違う!」と怒られるかもしれませんが、中高年の方でもざっくり理解できるように解説していきます。
1 アプリってなに?
アプリとは、「アプリケーションソフトウェア」の略ですが、正式名なんて覚えなくてもOKです!
まずはスマホの画面を見てみましょう。
スマホの画面には四角のアイコン(絵記号)がありますよね?
これがアプリです。
(正確に言うとアプリではないものも含まれている可能性はありますが、気にせずにこれがアプリと思ってください)
中高年の皆さんがよく使われるアプリの代表としては
「Googleマップ」や
「ヤフーニュース」などがあるのではないでしょうか?
このアプリのアイコンを指で押すと、そのアプリのページが開きます。
2 アプリはさまざまな会社や団体の「サービスor商品」だと思ってください
たとえば、Googleマップのアイコンを押すと、Googleマップが開きます。
Googleマップは、アメリカの会社グーグルが提供しているサービスです。
ヤフーニュースも同じです。
ヤフー株式会社という会社が提供しているサービスです。
私たちはスマホを通じて、いろんな会社が提供しているサービスや商品を利用しているということなんです。
3 え?商品やサービスがなんで無料なの?!
アプリの制作や運営には、当然ですがお金がかかります。
なのに、「Googleマップ」や「ヤフーニュース」は無料で利用できますよね?
なぜでしょう?
中高年は、「タダほど高いものはない!」と思っている人が多いので、「変に触ったら多額の利用料を請求されるのでは?」と恐怖心を抱いている方もいるようです。
なぜ無料のアプリを提供できるかと言うと、
「広告収入で儲けているから」です。
つまり、利用している我々からお金を取るのではなく、広告を出したがっている企業からお金をもらっているのです。
利用者が多ければ多いほど、企業も広告を出したがるので、アプリを作った会社は儲かる。という仕組みなのです。
4 じゃあ、どんなアプリでも無料なの?
違います。
アプリには「有料アプリ」と「無料アプリ」があります。
さらに「無料アプリ」にも2種類あって、完全に無料のものと、課金があるものに分かれます。
有料 | アプリをお金を払って購入するもの(初回のみのものと、月額○○円のものがある) | |
無料 | 完全無料 | どれだけ使ってもお金はかからない Googleマップ等 |
アプリ内課金 | 例えばスマホゲーム 無料で遊べるが、良いアイテムが欲しければお金を払って購入しなければなりません。このようにゲーム内でお金を払ってアイテムを購入するようなシステムを「アプリ内課金」といいます。 |
5 勝手に課金されたりしないの?
大丈夫です。
「知らないうちに課金していた」ということは基本的にはありません。
課金はご自身の意思でするようになっています。
ただし、スマホゲームは課金したくなるような心理状態になってしまうものです。
課金したくなければ、グッと我慢することが必要です。
6 アプリってどうやって探すの?
あなたがお使いのスマホは「iPhone(アイフォン)」ですか?
日本に普及しているスマホは「iPhone」か「android(アンドロイド)」の2種類に分かれます。
ですので、アイフォン以外のスマホを持っている方は、皆さんアンドロイドです。
アイフォンの人のスマホには、こんなアイコンがあるはずです
「App Store」
アンドロイドの人(アイフォン以外の人)には、こんなアイコンがあるはずです。
「Google play」
これを押すと、アプリのショップが開きます。
このショップ内で、欲しいアプリを検索して、インストールするのです。
ちなみに、「インストール」とは、そのアプリを自分のスマホで使えるようにすることです。(正確に言うと少し違いますが、ご了承ください)
7 アプリをインストールするときは、ここに注目!
インストールというボタンを押す前に、ここを注目してください。
・「アプリ内課金」
ここを見ると、「アプリ内課金あり」と書いていますよね?
このアプリの場合、無料だけど課金がありますよという意味です。
先ほどご説明した通り、途中で課金を選択しなければ、ずっと無料で利用できます。
ただ、すぐ課金をしてしまう性格の方は、インストールするのを注意した方が良いかもしれませんね。
・「広告含む」
この場合、「広告含む」と書いています。
アプリを使っていると、広告が表示されるということです。
ただ、広告が全く気にならないアプリもあれば、広告が出まくりで気になって仕方ないアプリもあります。
・「評価」と「ダウンロード数」
「3.8★」と書かれている部分がこのアプリの評価です。
評価しているのは利用者で、5段階で評価されています。
この「3.8★」という文字を押すと、口コミを見ることができます。
全て鵜呑みにしてはいけませんが、「このアプリって良いのかな?」と思ったら、一度見てみてください。
「ダウンロード数」は文字通り、ダウンロード(インストール)された数です。
8 アプリは安全ですか?
アプリは基本的には安全です。ですが、ワンクリック詐欺のようなものも存在しています。
対処方法
①ストアからダウンロードする
アイフォンの人は「App Store」、アイフォン以外の人は「Google play」からアプリをインストールしましょう。
慣れないうちは、広告として出てきたアプリは、ダウンロードしない方が良いでしょう。
②提供元不明のアプリはダウンロードしない
③評価とダウンロード数が多いアプリを選ぶ
評価が高めで、ダウンロード数も1万以上あるアプリなら、詐欺にあうようなアプリではないでしょう。
安全の指数としてチェックしてみてください。
④むやみにダウンロードしない
「このアプリ、良いなあ」と思っても、聞いたことのないアプリや、ダウンロード数の極端に少ないアプリは、すぐにダウンロードしないこと!
一度、そのアプリ名をGoogleやYahoo!で検索して、怪しいアプリではないかを確認しましょう。もし、怪しいアプリであれば、「このアプリは要注意!!」と誰かが書いてくれているケースが多いです。
また、全く検索に引っかかってこないアプリは、ダウンロードしない方が良いでしょう。
9 中高年におすすめのアプリは?
中高年に向いていそうなアプリをピックアップしました。
(私の独断と偏見で選びました)
①Googleマップ
定番のアプリです。
アンドロイド(アイフォン以外)のスマホには初めから入っています。
行き先を音声でナビしてくれるので、知らない場所を歩く時でも安心です。
②Run keeper(ランキーパー)
ランニングするときのアプリです。
ただ、ウォーキングにも絶大な効果が発揮されます。
この記事を読んでくれている人の中に、万歩計を使っている人はいませんか?
そう!高齢者の定番アイテム「万歩計」
このアプリは、万歩計の上を行くアイテムです。
このランニングアプリでは、
・歩いた距離
・時間
・平均速度
・高低差(高度)
・消費カロリー
・歩いた道(が地図上に記される)
などが表示されます。
もちろん無料アプリです。
このアプリがあれば、万歩計よりもさらに楽しんでウォーキングができるようになりますよ!
③LINE
言わずとしれたSNSアプリ「LINE」です。
もうすでにお使いの方も多いのでは?
家族や孫とメッセージのやり取りをするのに最適なアプリです。
④Yahoo!乗換案内
電車やバスで移動する際に使えるアプリです。
到着時間、乗換時のホームの番号、料金など、移動に必要なさまざまな情報が瞬時に検索できるアプリです。
⑤山アプリ「YAMAP(ヤマップ)」
登山用の地図アプリです。
電波の届かない山でも現在地が分かります。
登山ルートが一目で分かります。
また、次に登りたい山を検索することもできます。
基本的には無料ですが、より本格的に使いたい場合は課金(月580円or年4600円)が必要になります。
山歩きが趣味の方にはもってこいのアプリです。
以上がアプリってなに?の説明でした。
注意:簡単スマホをお使いの方へ、
機種によっては自由にアプリをインストールできないものがあります。
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