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Wi-Fi(ワイファイ)ってなに? ~おばあちゃんでも分かるスマホのお話し~

中高年の分からないこと

2021/04/21

私は高齢の方とお話しする機会が多くありますが、みなさんスマートフォンやパソコンに非常に弱い。

 

今は便利な世の中なので、インターネットで検索すれば、どんなことでも親切丁寧に解説してくれています。

 

ただ・・・

デジタルが苦手な方には、その検索が出来ないんです。

 

・何を、どんなキーワードで、どうやって、検索したらよいか分からない・・・

・下手に触ったら、壊れたそう

・変なメールがわんさか届くようになりそう

・高額請求されそう

・専門用語が多すぎて、何を言ってるのか分からない!

 

分からないし、不安だしで、結局あまりアクションを起さず、分かることしかしない。

と、このようになるようです。

 

私もアナログ人間です。あまりデジタルなことを言われると、さっぱりわかりません。

そんな私だから、パソコン・スマホが苦手な人の気持ちが分かるんじゃないかなと思い、記事を書きました。

 

 

 

Wi-Fi(ワイファイ)ってなに?

ノートパソコンやスマホって、線が繋がってないのにインターネットが出来ますよね?

あれは、電波を使ってインターネットをしているからなんです。

 

みなさん、家でインターネットを使ってますか?

使っている方は、「フレッツ光」「eo光」などの光回線の会社と契約して、インターネットを使っていますよね?

 

その光回線の会社のインターネットは、「電波」ではなく「電線」を通ってみなさんの家にやってきます。

 

そして、家にやってきた光信号を「回線終端装置」っていう機械でご家庭でも使えるように変換します。
この機械は光回線の会社が設置してくれるので、覚えなくて良い部分です。

 

「回線終端装置」という機械に直接ケーブルを差し込んでパソコンと繋ぐと、パソコンでインターネットが出来るようになります。

 

しかし!直接繋いでしまうと、パソコンがケーブルで壁と繋がっている状態になるので、ノートパソコンを使う場合だと非常に不便です。

しかも、パソコン一台にしか繋ぐことが出来ません。

 

それでは不便なので、「ルーター」と呼ばれる電波を飛ばす機械に繋げて、直接ケーブルで繋げなくても

インターネットを使えるようにするのです。

 

 

この「ルーター」から出た電波のことを『Wi-Fi(ワイファイ)』と呼びます。

(専門的に言うと少し違いますが、分かりやすく説明するとこんな感じです)

 

家の中でノートパソコンを使う場合は、このWi-Fiの電波を繋いで、インターネットを使用するのです。

 

パソコンは、ケーブルで直接繋ぐか、Wi-Fiの電波に接続するかのどちらかでインターネットを使用できるようになります。

一方、スマホの場合は、Wi-Fiに接続しなくてもインターネットを使用することが出来ます。

しかし、Wi-Fiに接続できる環境にあるなら、接続した方が良いです。

 

 

 

なぜ、スマホをWi-Fiに接続した方がよいの?

スマホは、インターネットを使えるデータ容量が決まっています。

(詳しくはこの記事を読んでください)

スマホでインターネットを使うと、どんどんそのデータ容量を使っていきます。

そして、その上限容量を超えると、速度制限がかかってしまい、インターネットがものすごく使いづらくなってしまいます。

 

しかし、 Wi-Fiに接続した状態でインターネットを使うと、

スマホのデータ容量が減らないのです。

 

つまり、スマホでインターネットを使い続けても、Wi-Fiにさえ接続しておけば、速度制限がかかることがないのです。

 

 

 

 

なぜ、Wi-Fiを繋いだら制限がなくなるの?

それは、家のインターネット回線を使っているからです。

 

 

 

家のインターネットとスマホの契約の違い

家のインターネットの契約は使用量の上限がありません。

どれだけ使っても速度制限がかかることはありません。
※契約プランによっては上限ありの場合もあります

 

今はさまざまな契約方法があるので一概には言えませんが、

基本的にスマホと家の大きなインターネット契約の違いは

 

家の契約 = 速度で価格が変わる

スマホ  = 使う量で価格が変わる  です。

 

 

 

家のネット契約の価格は、「速度」で決まる

インターネットの速度というのは、写真や動画が届くスピードのことです。

早いとサクサクうごくし、遅いと止まったりプチプチ切れたりします。

つまり、早い方が断然使いやすいのです。

最近は速度を選べるプランは減りましたが、基本的には

早い=契約料が高い

遅い=契約料が安い

ということです。

 

例えるなら、配達員が

イチローなら      4000円 /

中学生陸上部員なら   3000円 /

中年太りのおじさんなら 2000円 /

みたいなイメージです。

 

 

 

スマホの価格は「量」で決まる

一方、スマホは速度は基本的には選べません

(4Gと5Gを選べたりしますが、少し難しいのでここでは省略します)

速度を選ばない代わりに、使用するデータ使用量をあらかじめ決めるのです。

「3ギガプラン」とか「7ギガプラン」「20ギガプラン」など、いろいろあります。
(詳しくはこの記事をご覧ください)

で、その容量を超えたら、通信速度が急激に下がるという仕組みになっています。

(追加料金を支払えば、通信速度は元に戻ります)

 

例えるなら、もし3GB/月プランだった場合、

3GBまでの配達員は イチロー

3GBを超えたら 中年太りのおじさん にバトンタッチ

こんなイメージです。

 

 

 

どうやってWi-Fiに繋げるの?

まず、ルーターを見ます。

こんな感じの機械です。

家でインターネットを使っている場合は、必ずどこかにあるはずです。

 

その裏を見ると、こんな感じの英数字がかかれています。

 

ここに書かれている数値を入力して接続するので、まずルーターを見つけてください。

 

 

次にスマホ側の操作です。

スマホの機種によって、操作方法が変わるため、一概には言えませんが、

設定 → Wi-Fi を開けます。

 

すると、自分のスマホの近くを飛んでいるWi-Fiが表示されます。

 

ここで再び、ルーターの裏のシールを見てください。

 

「SSID」と書かれたところの英数字が書かれていますよね?

その英数字と同じものが、スマホにも表示されているはずです。

それを選ぶとパスワードを入力する画面に移ります。

 

パスワードはどこに書いているかというと、

ルーターの裏のシールの「暗号化キー」というところです。

ここに書かれている英数字を入力してください。

 

中高年の方は、こんな細かい文字を入力するのが苦手なはず!
でも、これさえ入力すれば繋がるので、頑張ってください!

 

入力が終わると、スマホの画面の一番上に

こんなマークが表示されるはずです。

 

このマークが表示されたら、接続完了です。

 

これで、スマホでYouTubeを見まくっても、速度制限がかからなくなります。

 

 

 

 

毎回、こんな面倒くさい設定をしないといけないの?

いえ、設定は一度だけでOKです。

一度設定すれば、スマホが勝手にWi-Fiと接続してくれます。

だから、設定が苦手な人も、1回だけ頑張って設定すればOKなのです。

 

ただ、知らないうちにスマホ側のWi-Fiをオフにしてしまったりすることがあるので、

スマホ画面の一番上にWi-Fiマークが付いているかを、確認する方が良いでしょう。

 

 

 

 

自分はYouTube見ないけど、孫が見るのよ~

「自分ではYouTubeなんて見ないけど、孫が私のスマホを使って見るのよ~」

という方。

 

これで「もう!見ちゃダメ!」と声を荒げなくても済みますよ。

 

 

 

これが言えたら超かっこいい!

もしお子さんの家に行ったとき、

「ちょっとWi-Fi繋がせてもらえない?」

と言ってみましょう!

 

お子さんに「え?!母さん、Wi-Fiのつなぎ方知ってるの?!」って
驚かれること間違いなし!

 

こんな一言が言えたら、ちょっとかっこよくないですか?

 

 

 

注意点

いくつか注意点があります。

 

・家のネット契約の内容次第では、使いたい放題でない場合があります。

・スマホの機種により、設定方法が異なる場合があります。

・インターネットはさまざまな契約プランがあるため、本文とは異なる場合があります。

・ルーターに貼られているシールは、分かりずらい場所に貼ってあるケースがあります。

・孫がYouTubeを見る時は、健全ではないチャンネルを見ていないか、たまにチェックしてください。

 

 

 

 

 

 

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