いつから終活する?60・70代に知って欲しいベストタイミング
【 目次 】
いつから終活する?60・70代に知って欲しいベストタイミング
この記事では終活を始めるベストタイミングについてご紹介します。
「終活っていつから始めるものなの?」と疑問を持っている方は、ぜひ参考にしてください。
終活を簡単に始める方法もご紹介しています。
この記事読まれている方の中には、終活の必要性を感じながらも「いつから始めようか?」と悩んでいる方が多いでしょう。
いざ取り組もうと考えると、何から始めればいいのか分からないことが多いですよね。
そこで、終活のベストタイミングや何から始めればいいのか、気になる情報をまとめました。
終活は自分のため、そして家族のために欠かせないことの一つです。
この記事を読んで、いつがベストタイミングなのか?何から始めればいいのか?を明確にしましょう。
終活の実施率が最も高いのは男女ともに70代
世論として、終活の実施率が最も高いのは「70代」ということが、意識調査によって判明しています(株式会社マクロミル調べ)。
出典:デジタル終活知っている?希望するお墓のカタチは?20~70代にきく終活に関する意識調査|ホノテ by Macromill
この調査から、女性の方が終活意欲が高いこともわかりますね。
50代・60代の方は「なんだ、70代からならまだ大丈夫」と安心していませんか?
実は、終活を始めるベストタイミングは70代でも60代でも、ましてや80代でもありません。
始めるべきは「今」なのです。
終活を始めるベストタイミングは「今」である
なぜ終活を始めるベストタイミングが「今」なのか、その理由についてご説明します。
平均寿命までにやりたいことをやり切れるか?
2020年における日本人の平均寿命は男性81.64歳、女性87.74歳です。男女平均ではなんと世界1位の長寿国家なのです。
出典:日本人の平均寿命はどれくらい?|生命保険文化センター、平均寿命世界ランキング・国別順位(2021年版)|MEMORVA
だからといって安心はできません。
今の年齢から平均寿命まで生きるとして、それまでに「やりたいこと」をやり切れるか計算してみてください。
日本にはご高齢でも元気な方は多く、やりたいこともたくさんあるでしょう。
終活の中で、自分がやりたいことと残された時間を考慮しながら、計画性を持って生活する必要があります。
生前整理には時間がかかる
生前整理では身の回りの細かいものから家族に相続する財産まで、さまざまなものを整理します。
財産を相続するにも財産目録や、出生から連続した戸籍謄本など多数の書類が必要で、時間がかかります。
また、思い出の品など処分が難しいものは時間をかけて整理してく必要があるため、生前整理には想定以上の時間がかかるのです。
万が一の場合に備える必要がある
日本人の平均寿命は男女共に80歳以上ですが、必ずしもそれまで元気でいられる保証はありません。
健康に気を使っても病気をすることはありますし、事故で亡くなられる方もいます。
そうした万が一の場合に備えるためにも、「今」終活を始めることが大切です。
お墓・お葬式にはお金がかかる
お墓の購入、お葬式にはお金がかかります。
生命保険文化センターの調べによると、お墓の平均購入価格は160.1万円、お葬式の平均総額費用は184.3万円です。
この他に墓地使用料などもかかるため、450~500万円と考えておく必要があります。
お墓・葬式の費用を残された家族に負担させないためには、十分な資金計画が欠かせません。
「死」に対する不安を解消するために
終活に取り組むことは自分の「死」に向き合うことです。
誰もが不安に感じる「死」に対して考える時間が必然的に生まれます。
人は未知のものに不安を覚えますが、その物事について考えることで一定の不安を解消することもできます。
「死」に対して漠然とした不安を抱えるのではなく、しっかりと向き合って穏やかな余生を送れるよう努めましょう。
まずは身近なことから終活を始めてみましょう!
終活は難しく考えられがちですが、簡単なところから始められます。
エンディングノートを記入してみるのも良いでしょう。
ここでは、エンディングノートよりも気軽に終活を始められる『父よ!母よ!これだけは書き残してくれノート』をご紹介します。
簡単に終活を始められる『父よ!母よ!これだけは書き残してくれノート』
このノートは「子どもが親に対して想っていること」という視点から作られています。
どんなお葬式にしてほしい?遺影に使ってほしい写真はある?など、
親と子供の会話形式で終活に必要な情報を把握しながら、
自分自身のことを記入できるようになっています。
キャラクターの解説によって深刻さがなく、エンディングノートよりも書きやすいと評判なのでぜひお試しください。
パソコン入力が得意な方のために便利なエクセルシートもご用意しています。
↓父よ!母よ!これだけは書き残してくれノートを見てみる
できるところから記入してみる
『父よ!母よ!これだけは書き残してくれノート』やエンディングノートなどを手に入れたら、
できるとこからでも構わないので記入してみましょう。
一番大切なことは「まずやってみる」ことです。
大学ノートでも良いですが、「何を書けばいいの?」と迷ってペンが止まってしまうので、
やはり『父よ!母よ!これだけは書き残してくれノート』やエンディングノートをおすすめします。
どこからでも良いので記入してみると、案外スラスラとペンが動くのでぜひ始めてみてください。
改めて、なぜ終活が必要なのか?
「終活は自分にとって本当に必要なことなのか?」と考える方もいらっしゃるでしょう。
最後に、終活が必要な理由についてご紹介します。
調査結果トップは「家族に迷惑をかけたくないから」
前述した意識調査によれば、終活をする理由の調査結果トップは「家族に迷惑をかけたくないから」でした(株式会社マクロミル調べ)。
お金の負担、書類の負担など家族にかかる負担は想像以上に大きく、「できる限り負担をかけたくない」と終活に取り組む方が多いようです。
生前贈与の必要性について考えられる
財産は相続よりも生前贈与の方が手続きが比較的簡単であり、節税対策になるケースがあります。
また相続が難しいと考えられる場合や、認知症時の対策にもなるので生前贈与についてはじっくりと検討しておく必要があるのです。
終活に取り組むと生前贈与について考える時間が増えるため、より多くの財産を残せたり、相続トラブルを回避したりできます。
終活で死に対して前向きになれる
前述のように終活は「死」と向き合うことでもあります。
漠然とした不安を少しでも解消すれば、余生をより楽しく過ごすことができます。
上記グラフにあるように「人生の終わり方は自分で決めたいから」と考え終活に取り組む方も多く、
人生の終わり方がいかに重要かが伺えますね。「こんな人生の終わり方がいい」と考えることがあるのなら、
終活へ取り組むことをおすすめします。
思い立ったが吉日!終活は「いつか」ではなく「今」始めましょう
いかがでしょうか?この記事では終活のベストタイミングについてご紹介しました。
「終活や必要なこと」と少しでも考えているのなら、始めるべきタイミングは「今」です。
簡単なところからで構わないので、ぜひ自分のこれからについて考える時間を作ってみてください。
この記事が皆さんの終活にとって、良いスタートを切れるきっかけになれば幸いです。